Explore, Dream, Discover Vol.2

 

HOEK オーナー  大井美代

 

 

HOEK オーナー  大井美代

 

「発見」や「探検」をテーマに、さまざまな人やモノ、場所にフォーカスするLOYTO STORE JOURNALExplore, Dream, Discover』。
 
今回は、セレクトショップ「HOEK(フーク)」のオーナー、大井美代さんに、今感じている想いや夢についてお伺いしました。
原宿と千駄ヶ谷の間のヴィンテージマンション群の一角にある、セレクトショップHOEK。ヴィンテージ、プロダクトデザイン、ハンドクラフトなど様々な分野から、食器、インテリア雑貨、日用品、オブジェ、キッズアイテム、ファッションなどジャンルレスに紹介される商品たちは、デザインが素敵なだけではなく、コンセプトや作られた過程にも物語がある魅力的なものばかり。
素敵な商品を発信する美代さんですが、3姉妹のママとしても日々忙しく過ごされています。

HOEKを始めたきっかけを教えてください。

『学校卒業後に入社したユナイテッドアローズで夫と出会いました。そこで店舗のVP(店舗ディスプレイなどビジュアルプレゼンテーションを作る業務)を担当していたんですけど、夫とすごく感性が似ていて。お互い色々なことを話しているうちに、自然に二人の感性をベースにしたお店を持ちたいなと思うようになりました。
 
アパレルだけじゃなくって、衣食住、五感に関するものすべてをジャンルレスに取り扱いたい。
そんな思いで、結婚を機に、安らぎが感じられる古民家をリノベーションしてショップを始めようと長野に移住しました。』
自分たちのショップの準備を進めながら、長野県が拠点の、北欧ヴィンテージ家具や雑貨を扱うhalutaでもお仕事をされていた大井夫妻。
 
『長野に移住してしばらくしたら、夫がhalutaの東京の新店舗を任されることになって。
想定外のことだったんですけど、新しい流れに乗ってみようかと家族で東京に戻ることに。
神楽坂にオープンしたlakaguの家具キュレーションも夫が担当したりと、色々経験を積めたので、今が自分たちのお店をもつベストなタイミングじゃないのかなって思って、東京でHOEKを立ち上げました。』
2015年に表参道のマンションでオープンしたHOEK
2019年には神宮前に移転。スタッフも増え、オンラインにも注力されています。

HOEKとして、商品を選ぶ際に一番大事にしているポイントを教えてください。

『表面の美しさだけを求めるのではなく、それに関わる内容、過程も大事にし、多角的に価値のあるものをジャンルレスにセレクトしています。
いいものを探すのって時間がかかる。
忙しいとギフトを選ぶのにも時間がかかる。
まだあまり知られていない新しいものを見つけて発信することは、私たちの得意分野なので、夫婦のフィルターを通して、価値のある商品をお客さまに届けていくことを大事にしています。』
現在3姉妹のママとしてもお忙しく過ごされていると思います。
日々忙しい暮らしの中で、大事にしていることは何ですか?
『ケ・セラ・セラ。がんばるところはがんばるんだけど、ひどく無理はしない。
3人の子供たちも学校や習い事で忙しいから、がんばることと無理しないことのバランスは気を付けて見守るようにしています。
余裕がないとハッピーな気分になれないから。
ポジティブに物事をとらえるように子供にも伝えたいかな。』
最後に、美代さんのこれからの夢とVISIONを教えてください。
HOEKは人が幸せを感じてもらえるような場所、新しい発見があるような場所でありたいと思っています。来てくださったお客さまと作家さんをつなぐことで、それぞれの人生がプラスになれるような存在でありたいなと。
仕事もだけど、子供たちがそれぞれ楽しいと思える道を見つけて生きていけるようになってほしいので、子供たちのサポートにも向き合っています。
忙しさの中でも、自分自身も大切に。人を大切にできる人は自分も大切に出来る人だと思っているので。』
3姉妹の子育てをしながら、日々の生活の中で感じられる『幸せ』をHOEKで提案する美代さん。
母として、HOEKのオーナーとして、家族や周りの人たち、そして自分自身の幸せを紡ぐことにまっすぐに向き合っている姿がとても印象的でした。
やわらかい雰囲気ながらも、凛とした強さがあるオーナー夫妻の世界観が感じられるHOEK、何度訪れてもその度に新しい発見があるはず。
お近くにお越しの際は、ぜひ一度足を運んでみてください。

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