日本にもファンが多い『BALI WERKSTÄTTE(バリ・ワークスタット)』 の販売がLOYTO STOREでもスタートしました。
今回はブランド創設者のヴェレナ・バーリスグさんにブランドを立ち上げたきっかけや今シーズンおすすめの商品など、お話を伺いました。
日本にもファンが多い『BALI WERKSTÄTTE(バリ・ワークスタット)』 の販売がLOYTO STOREでもスタートしました。
今回はブランド創設者のヴェレナ・バーリスグさんにブランドを立ち上げたきっかけや今シーズンおすすめの商品など、お話を伺いました。
Bali Werkstaetteを立ち上げたきっかけを教えてください。
私は以前、パリで「UNIQUE ALLURE (ユニーク・アリュール)」というレザーバッグのブランドを展開していましたが、夫の転勤で南米へ引越しました。そこでコロンビアのワユー族の職人コミュニティと出会い、「モチラバッグ」というカラフルなバッグを作りはじめたんです。このときから、地元職人の技術をバッグのデザインに取り入れるようになりました。
その後再び夫の仕事の都合で2013年にインドネシアへ移住し、2016年にBALI WERKSTÄTTEを設立しました。いまではカゴバッグだけでなく、ホームウェアやインテリアなど、商品の幅が広がっています。
インスピレーションの源は?
コレクションを作る際に心がけていることは何ですか?
古い工芸品やアンティークの作品、伝統的な職人技術からインスピレーションを受けることが多いですね。特殊な工芸品や珍しい素材、伝統的な織り方などを見つけては、それを現代のファッションにマッチしたものに再構築できないか考えています。そのユニークさとクラフトマンシップを生かして、特別なものができないかと。
今後のブランドの目標を教えてください。
できるだけ多くのコミュニティや家族に仕事を提供し続けたいと思っています。私が職人に「この素材でこのデザインを作りたい」と伝えると、「おじいちゃんはやっていたけど、今はできない」と断られることが何度もありました。クラフトマンシップが貴重な資本であることを彼らに伝え、思い起こしてほしいのです。
昨今、機械で大量生産されたコピー&ペースト的製品ではなく、“本物”を求める人が増えているように感じます。私たちは、バリの若い世代が地元の伝統技術を継承し、さらに後世へクラフトマンシップをつないでいけるよう活動しています。
そして、古いものを掘り出し続けることと、新しいものを作ることを楽しむことが、私のミッションです。
あなたにとっての「LOYTO」(発見)について聞かせてください。
私は骨董市へ行って、発見することが大好きです!フランス語では、日曜日に蚤の市や骨董市に行くときに「chiner」と言う言葉を使いますが、それは単に「探す」という意味だけでなく、もっと特別な「発見する」という意味があります。ユニークで貴重で特別なものを最初に発見したとき、それは大きな喜びになるからです。
他には無い発見をするためには優れた目を持つことが大事だと思っています。
私たちのブランドアイコンに目のモチーフがあるのはそのためなんです。南国の葉と太陽の光を描く線の下には、バリ人の感謝と陰陽バランスを表現した黒と白のチェック模様が広がっているのです。
バリの伝統工芸が生き続けるためにエシカルなコレクションを発信する、BALI WERKSTÄTTE。これからの季節にぴったりの夏バッグです。